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サイトの更新情報とかオフラインの情報とかくだらない日常とか 少なくても月一更新したい
25 . November
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11 . August
今週は更新無しです
できそうな長編がR18なので修正しないといけないので……
こっちは無理ですので
来週までに完成させますね!!
長編ばっかり書いていて、短編書いていないのです
すみません

【追記】
拍手、ありがとうございます!
モチベーションが下がっていたので、ありがたいです
更新も何もないのも、つまらないと思うので、続きにジョナディオ♀のSSでも置いときます
続きからどうぞ


拍手



ディオは手に何かが当たるのを感じ、曇天を見上げれば、頬に冷たさを感じた。
降ってきたらしい。
「ジョジョ、貴様がのろまのせいで、雨が降り始めたぞ」
「君だって、買い物で悩んでいたじゃあないか」
ジョナサンと言い争っている間にも、段々と雨脚は強くなるばかり。
「あそこで、雨宿りしよう!」
石橋の下に走り、避難する。
「やむまで、待つしかないね」
短く返事をし、濡れてしまった頬や髪をハンカチで拭う。
町まで買い物に来たが、雨に降られるとは、天気が変わりやすいのはいつものことだが、降られると気が滅入る。
荷物を確認したが、包装だけが濡れているようで、中までは濡れてはいないようだ。
濡れたためか、少し寒く、体が震える。
いきなり、肩に重みと温もりを感じる。
ジョナサンが着ていた上着が、肩にかかっていた。
「ちょっと濡れているけど、ましだと思うよ」
彼からの優しさなどいらない。惨めなだけだ。
肩から外し、彼に差し出すが、くしゃみが出た。
「着ていた方がいいよ」
それは奪われて、また肩にかけられ、両肩に彼の手が。
「貴様が着ていたものなど、着たくはない!」
引き剥がそうとすれば、肩に手を置いたまま、彼はまっすぐこちらを見た。
「着てください、お願いします……その、す、透けて……」
言いよどんだ言葉に、自分の姿を見る。今日着ているのは、白のブラウス。濡れてしまった布は、肌に張り付き、透けて肌が見えていた。
見上げる彼の顔が赤い。その視線は、自分の首から下を見ないようにしているのが分かった。
「み、見るなッ!」
上着を手前で交差させ、胸を持っていた荷物を抱え、隠す。
「だ、だから、隠そうとしたじゃあないか!」

雨宿りの間、二人の間には気まずい雰囲気が流れ、お互いに背を向けながら、顔を赤くするしかなかった。


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